スリランカの文化「ダンサラ」|年に1度の"おもてなし"(ウシャンの取組み)

アユボワンආයුබෝවන්(こんにちは)
私はスリランカで日本のお客様向けのタクシーチャーターを運営しているウシャンです。普段はスリランカ観光のサポートや長距離移動などでお客様をご案内しています。
今回は、スリランカの文化「ダンサラ」についてご紹介します。

ウシャン

今年も仲間と一緒に、スリランカの「ダンサラ」を行いました。
日本ではあまり知られていませんが、これはスリランカの人々が昔から大切にしている文化です。旅行ではなかなか見ることのできないスリランカのディープな日常をお伝えします。

ダンサラの日の一枚。火をともしているのが私です。

ダンサラって何?

ダンサラとは、食べ物や飲み物を無料で誰にでも提供する活動です。
お金はいただきません。
知り合いだけではなく、旅行者でも、通りかかった人でも、誰でも歓迎します。

これは仏教の「ダーナ(布施)」という考え方から生まれた文化です。

仏教徒の多いスリランカでは、毎月満月の日は祝日です。この日は「ポヤデー」と呼ばれ、仏教徒がお寺に参拝する特別な日になります。

そのなかでも、5月の満月の日に行われるウェサック祭や、6月の満月の日に行われるポソンポーヤ祭などの時期になると、全国でたくさんの「ダンサラ」が開かれます。道路沿いにテントを立て、地域のみんなで料理を作り、多くの人へ振る舞います。

写真は、実際に私たちが行ったダンサラの様子です。大勢の方が列に並んで食べ物を取られています。

2026年:私たちのダンサラの様子

2026年6月の満月の日(ポソンポーヤデー)、今年は2000人くらいの人々に無料でライス&カリーを振る舞いました。
料理の準備は仲間と一緒に前日の夜から開始。
多くの方々に振る舞うために、ライス&カリーに必要な具材を大量に準備しました。なかでも玉ねぎのカットは目が痛くなって大変でした。

当日は、ダンサラの会場とわかるようにテントを設営して人々を募りました。仏教徒の僧侶からの挨拶もありました。

通りかかる方々へ「どうぞ食べてください」と声をかけながら、一日中振る舞いました。
写真の通り、大盛況でした。

私たちのダンサラ含む活動の内容

地元の友人や仕事上の知人たち約50名のメンバーで結成された団体で、毎年ダンサラを行っています。私はこの団体の一員です。
この団体は、スリランカの恵まれない人々を支援することを目的とした、地域密着型の小さな団体です。大規模な組織ではありませんが、小規模ながらも熱意を持って活動を続けています。

ダンサラ以外にも、私たちの活動として、例えば、眼鏡を購入する経済的な余裕のない約100名の方々に、眼鏡を無償で提供するイベントを企画・運営してきました。対象となる方々を事前に把握し、特定の日に一斉に眼鏡を無料で配ります。

他にも、ポソン(Poson)の時期には、地域社会のために無料の医療キャンプや「ダナ(施し)」の行事を行っています。

また、貧困地域にある学校への教育支援として資金を募り、支援を必要とする生徒たちに不可欠な書籍や学習用具を届ける活動も行っています。

これらすべての活動に大きな喜びと熱意を持って取り組んでいます。

私はこの団体で会計係を務めており、こうした活動の一翼を担えることに大きなやりがいを感じています。

私が毎年ダンサラに参加する理由

私は仕事で毎日、日本から観光でスリランカへ来てくださるお客様にタクシーチャーターをご案内しています。
普段は「お客様に旅行を楽しんでもらうこと」が私の仕事ですが、ダンサラの日には、相手が誰であるとは関係なしに見返りを求めず人の役に立つことだけを考える特別な一日です。
たくさんの人が笑顔で「ありがとう」と受け取ってくれる姿を見ると、私自身もとても幸せな気持ちになります。
このスリランカの文化は、これからも大切にしていきたいと思っています。

日本のみなさまへ

もしウェサック祭やポソンポーヤ祭の時期にスリランカへ来られることがあれば、町のあちこちでダンサラを見ることができます。
旅行ガイドには載っていない、スリランカらしい温かい文化です。
私は観光地だけではなく、このようなスリランカの暮らしや文化も日本のお客様へご紹介したいと思っています。
ご希望があれば、その時期ならではのお祭りや現地ならではの体験もご案内します。

よろしければお気軽にお問い合わせください☟
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皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。